借金はなるべく早期に返済するようにしないと、金利が掛かり余計な費用が発生してしまいます。
早く返した方が良いに決まっていますが、思ったようにいかないのが借金返済です。 借金返済は計画が大事だといいますが、それよりも先に目標を立てることが大切です。
借金返済の目的とは?
借金返済の目的とは、つまり何のために返したいのかということです。 目的がはっきりしていると、返済をし続けることへのモチベーションキープにも繋がります。
反対に目的がはっきりしていない人は何となく借金がある状態にも慣れてしまい、返しては借りるという自転車操業を続けがちです。 「絶対に返済する」という計画を実行するには、まずその目的から決めてみましょう。
具体的な借金返済の目的
例えば、マイホーム購入が挙げられます。 マイホームは一生の買い物ですので、ローンを利用せずに購入することができる人はほとんどいないでしょう。 しかし、住宅ローンを組むときには、他の借金が邪魔になります。
「マイホームが欲しい」という目標を立てれば、そのゴールに向かって節約し、浮いた分のお金を借金返済へと回すことができます。 他にも家族旅行など何でもいいので、自分の中で目標を立てましょう。
目安の期限を決めること
目標があれば頑張って借金を返済することに繋がりますが、いつまでに返済を完了させたいという期限も設定しておきましょう。 そしてその目標を実現させるためには、毎月どれだけ借金返済していけばいいのかということも考えます。
ただし、あまりにも高いノルマを課してしまうと、実現が難しくて挫折してしまいがちです。 ある程度余裕を持って返済期限を設定し、できるだけその期限より早く返すことを目指します。
勤めている会社からボーナスを貰える方は、旅行などに行くのは我慢をして、できればボーナスの全てを借入金の借金返済に充てるようにしましょう。 少しでも早く返すことができれば、その分利息支払い額が少なくて済むので得をするということをしっかりと理解しておくことが大切です。
ボーナスを貰ったら欲しい物を買ったり、旅行などで遊びたくなる気持ちはわかりますが、お金を使うのは借金を完済してからでも遅くありません。 債務者であることの自覚をもって、全ての借金返済を終えるまでは、散財するのを自粛することが大切です。
常に目標を意識すること
意思の弱い人は、目先の楽しみに囚われてしまい、借金返済のこともおろそかになりがちです。 しかし、そんな誘惑を振り払うことができるように、常に目標は意識しておきましょう。
忘れないようにするためにも、目標を文字にして掲げておくとか、写真を飾るという方法もあります。 もし旅行が目的なら、行きたい場所の画像をパソコンや携帯電話の待ち受けにするのもいいです。
人間はゴールがはっきりしていると、そのための努力を楽しむことも可能です。 大事なのは少しずつでもいいから完済へ前進することで、後退することではありません。 確実に進んでゴールするためにも、一体なんのために借金をして何のために返済したいのか、明確にしましょう。
借金はしないに越したことはありませんが、自動車やマイホームの購入の場合には止む負えないというのが現実です。 ですので、借金をしたなら後はどのように前向きに効率よく返済をするかという事です。 実現可能な返済計画を立てて着実に借りたお金を返していくようにしましょう。 そのためのポイントとしては、毎月の借金返済を無理のない余裕のある返済額とすることです。 返済で無理をしてしまうと、ちょっと支出の予定が狂ってしまうと返済ができなくなってしまいます。 そうなると追加融資とか他人から借り入れするとか厄介な話となるので、予定外の支出が仮にあったとしても毎月問題なく支払える借金返済額とする必要があります。
生活資金融資という借金制度
五年ほど前、約一年勤めていた会社が倒産し、ほとんど手持ち資金が無い状態で解雇となりました。 当時緊急雇用対策で職業訓練を行っており、その受講者へ生活資金の融資を行う制度ができていました。
内容としては、一旦指定の金融機関で口座を作り、その金融機関から直接30万円を貸与されます。 訓練期間中は利息は付かず、訓練が終了した翌月から借金の返済が始まります。 国の施策のため、利率は優遇措置が適用され相場より低かったです。
また訓練終了後に就職が決まれば、借金元本の半額の返済を免除されるという措置がありました。 私はわらにもすがる思いでハローワークで相談しました。 訓練の適性試験や審査と並行して、融資の審査も行われました。 審査書類は、銀行の通帳のコピーや身分証明書を提出しました。 国の施策だったため、借金の審査基準はかなり緩かったっと思います。
きちんと書類を提出できれば問題なかったようです。 借金をするための審査期間は約一週間で、かなり短かった気がします。 幸い訓練を受けられることになり、融資も受ける事が出来ました。 36回払いでの返済でしたが、幸い私は終了後すぐに就職できたため、実質の返済額は15万円で済みました。 月々の返済額は約5000円でした。
順調に借金返済は進み、3年後に完済しました。 もともと元本が少なかった上、利率も低かったため、幸いにも無事返済する事が出来ました。 一時的な対策だったため、現在はその制度はなくなりました。 代替制度は大分内容が変わっているようですが、今後も継続して欲しいです。 [追記]
消費者金融への返済
私は社会人の2年目で借金を増やしていた時期がありました。 その当時は月給も少なく、工場勤務だったので夏冬のボーナスが自分の年収を上げるチャンスだったのですが、無断欠勤をしてしまったことが響いて報酬はグンと1年目よりも下がり、その為に自分の予想していた金額よりもだいぶボーナスが目減りしました。
もとはと言えば自分が蒔いた種ですが、個人的には会社に恨みを持っていたので、上司に直談判してその結果の撤回と前年並みのボーナスの支給をお願いしましたが、受け入れられず気まずい状況になりました。 しかし冠婚葬祭は待ってはくれず、その間にも友人の結婚や祖父の葬式などが相次ぎ、まだスーツ・礼服の品ぞろえもクローゼットになかった私は、その都度購入していました。
しかし入ってくるお給料は先述のとおりで、決して高くは無かったので、ある日パチンコですった帰りに消費者金融に足が向きました。 それまでは一線を踏み越えないように借金を自粛していた私でしたが、当時好きだったタレントがCMをしていたその企業なら借りてもいいかな、という気持ちになり、窓口に足を運びました。
対応もとても親切で、その場で借金の審査はほぼOKでした。 急いでいなかったのですが、翌日には10万円を借りることができました。 そのタレントの顔写真の入ったティッシュももらうことができ、一石二鳥でした。 当然その借金もすぐに返せるはずもなく、次のボーナス支給までダラダラと返済していたのですが、その借金がタレントと私をつなぐ絆のように思えて、毎月の返済が楽しみでした。 [追記]
兄弟と買い物での借金の話
以前から家に兄弟が買っていた品物が届いていました。 親はその品物を知らないというので長く気になっていました。
重要だったのは兄弟がそのお金を払っているかという部分です。 私は何度も買い物の商品が送られてきたので兄弟に聞きました。
結果は非常に悪くて兄弟は借金をして物を買っている状態でした。 その現状を見ると辛そうだったので借金の返済に協力をしました。
具体的にはインターネットで購入した商品の支払いを手伝いました。 そういった協力をしてあげると兄弟も非常に嬉しそうでした。
家族が借金をしたきっかけは通販が面白かったからでした。 その経緯には私も共通する部分があったので否定できなかったです。 私も過去にインターネットでの通販で大きな借金を経験している身です。 だから同じ経緯を持っている兄弟に同情を覚えました。
しかし、実際にはお金を返さないと催促されて大きな問題になります。 兄弟は私と協力する形で借金の返済を続けたので問題も小さくなりました。
お互いに仕事やアルバイトを続けて返済の資金にしたのを覚えています。 借金のお金を返済するためには仕事も選択している時間がなかったです。 だから比較的早い段階で借金返済を終えることができて安心しました。
今はインターネットからクリックするだけで物を購入できる危険な時代だと思います。 また家族のクレジットカードも使えるのでそこが大きな落とし穴だと思っています。 兄弟はそういった盲点にはまって借金返済で困っていたので、助けられて良かったです。 できるなら今後は一緒になって安全に買い物をしたいです。 [追記]
商売で1500万円の借金
着物や宝石を販売するA会社に勤めていました。 会社は全国に店舗を展開して、私はその店舗の一つで店長として販売の最先端で燃えて仕事をしていました。 しかし、直属の上司と上手く行かず退職に至りました。
本社の常務が独立して、商売をやるから手伝えというので、参加してフランチャイズのオーナー店長になりました。 新しい環境でがむしゃらに頑張りましたが、売り上げが伸びず赤字が膨らみました。 最初は本部もお金を回してくれたのですが、やがて支援を打ち切られて借金で首が回らなくなりました。
本部に乗り込んで社長に談判しましたが、借金返済のためのお金を出してくれません。 このままでは倒産です。 借金返済しなければならない大きな負債だけが残ります。 たまたま本部の帳簿を見たら、店に対しての原価が聞いているより高く本社だけが儲かる仕組みになっていました。 この件で社長と喧嘩別れとなり、店舗は閉鎖し、1500万円もの返済しなければならない借金が残りました。
自分の力ではどうしようもないので実家に行って父親に金を出してくれるように頼み込みました。 父親は金を出してくれるとどこかで思っていました。 しかし父は、「出してやりたいが、俺も歳で母さんとこの先老後を生きて行かなければならないから、お前の借金返済の肩代わりは出来ない」と断られました。 私はごねて悪態まで付きましたが父はウンと言いません。 弟には「もう借金返済のことで家に来るな」と言われて追い出されました。
頼る者も無くなった私は、A会社で一緒に働いて今は自分で店を持って商売している先輩に誘われてそこへ駆け込みました。 完全歩合で売り上げの2割を支払うという事でした。 最初は優しかった先輩もすぐに本性をあらわし、私に仕事を丸投げ、売り方は勿論販売員の管理まで全てやらせて自分は毎日遊んでいました。 ある月売り上げが悪かったら給料を1円もくれませんでした。 翌月1000万円売って200万円貰えると思っていたら払えないから勘弁してくれと80万円しかくれませんでした。 腹が立ちましたが、借金返済の事を考えると他に行く当てもなく2年我慢しました。
その後サラ金に勤めたり、チェーン店で弁当屋をやったり、ありとあらゆる仕事をしながら借金の1500万円の返済を12年掛けてようやく完済しました。 その間極貧の生活で、友人に生活費を貸して貰ったりしたときもありました。 取引先の借金返済は取り立てが厳しくないところは、申し訳なかったですが踏み倒しました。
友人からの借金だけは嘘を付けないので全て約束した期限内で返済しました。 助けてくれた友人には感謝しています。 今は父や弟との関係も修復して、時々実家に帰って一緒に一杯飲んだりしています。 [追記]
知らない間に保証人になってしまった
知らない間に兄の借金の保証人にされてしまいました。 借金の返済総額はおよそ250万円で、金利は12%の商工ローンです。 元金が大きいので利息もそれなりに付いてきました。 何でも事業の運転資金が足りずに借金をしてお金を借りたらしいのですが、それにしてもやり方が酷すぎます。 勝手に私の住民票を取り、保証人に仕立て上げ借入をしたわけです。
初めて借金返済の督促が来た時は、何がなんだか分かりませんでした。 事実が分かった後は兄に裏切られた感が強く、非常にショックでした。 勝手に保証人に仕立て上げられただけなので、借金返済はする必要はありません。 しかしそのことを立証しない限りは、契約書類があるのでこちらにも返済義務があり、督促がきてしまうというなんとも納得のいかないことでした。 兄に何とかしてほしいところですが、連絡も取れず行方知れず状態です。
弁護士に相談して裁判の用意をし、何とか自ら保証人ではないことが証明できて、借金返済の義務は逃れられました。 筆跡の違い、金融機関の本人確認の不備、手続き当日のアリバイの立証などをしました。 証拠を集めて立証できるまでの期間は本当に辛かったです。 妻や職場の人には、最初は借金を疑われていましたからね。 判決が出て数ヶ月経つのですが、未だに兄は見つかりません。 人づてに何とか生きていることは確認できたのですが、地元や家族の前に顔を出せない状態を自分で作って、これからいったいどうやって生活していくのでしょうか? 借金返済などのお金のトラブルは家族の縁も切ってしまうのだなとつくづく感じました。 [追記]
ギャンブル好きな私の友人
私には学生時代からつるんでいる友人がいるのですが、この友人が根っからのギャンブラーなのであります。
中学から大学まで同じ学校へ通い昔からよく知っているのですが、高校卒業と同時に大学へ進学して2か月目辺りからパチンコへ行くようになっていました。 私もその友人に誘われて何回か付き合いでパチンコに行ったことはあるのですが、パチンコは私の性分に合わずに直ぐに辞めてしまいました。
がしかし、私の友人は見る見るうちにパチンコにのめり込み、大学時代のバイト代は全てパチンコに注いでいました。 その当時は、学生ということもありクレジットカードも作れなかった為、まだよかったのですが、社会人になってからその友人の人生は一変したのであります。
社会人になるとクレジットカードはもちろん消費者金融からも借金をしてお金を借りることができるようになります。 私の友人はいつでもお金が借りれる状況になった途端に、給料以上の金額をパチンコに注ぎ込んであっという間に借金地獄に陥っていました。
学校を卒業して2か月目に飲みに行ったのですが、その時で既に20万円の借金をクレジットカード会社で作っていました。 それから半年後に会った時には50万円の借金を、1年後には100万円の返済しなければならない借金を作っていました。
その時、私は友人に「言い加減にしないと大変なことになるぞ」と注意したのですが、全く聞く耳を持たず、学校を卒業して2年経った時には返済するべき借金が200万円まで膨れ上がっていました。 消費者金融にも手を出しているらしく、月の返済で利子だけでも4万円は飛んでいるらしく、生活は大変な様子でした。 がしかし、パチンコは相変わらず辞めれそうにないとも話をしていました。 このままでは、彼は借金返済ができずに債務整理という事にもなりそうな雰囲気です。 [追記]
キャッシングを自分のお金と勘違い
借金をする前は、お金に困るととても切り詰めて生活していました。 ちょっと買い物し過ぎてしまった月は食費を切り詰め、なんとか次の月の給料日まで持たせるような毎日です。 しかし、キャッシングを利用してからというものの、そんな性格がガラッと変わってしまったのです。
今日は自炊するのが面倒だと思うとすぐに外食、弁当も作らず会社の近くのレストランへ。 給料は以前と変わらないのに、とにかく生活がだらしなくなったのです。 食費が足りないと思ってもキャッシングカードの利用枠を確認したら、まだまだ全然いける! コンビニですぐにお金を下ろしてきていました。 つまり、キャッシングの利用可能枠を自分のお金だと勘違いしてしまっていたのです。 でも借金しているお金なので、月1回の返済の約定日がくると現実に引き戻されます。
借金返済をして一気に減ってしまう給料をみて、軽々しく借りてしまったことを後悔するのです。 でも、借金返済をしてまた余裕ができた利用可能枠をみて、口座に入っている自分の貯金が増えたような錯覚をしてしまい、また借りてしまうのです。 こんな生活を続けてしまい、後は金利分しか返済しなくなりました。 このままではまずいと気付き、かなり勇気がいったのですが、全てのキャッシングカードにハサミを入れました! これで簡単には引き出せません。 借金返済はネット返済か、もしくは自動引落を利用しています。 これでなんとか借金は減り始めていますが、浪費癖がついてしまったので返済のために節約をするのも苦労しています。 [追記]
お金を借りる(低金利・急ぎ)
金融機関からお金を借りる際の注意点などを解説しています。
国民生活センター「消費者トラブルFAQ」
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