借金があるという人は、借入先が1ヶ所のみだという人は少ないのではないでしょうか?
実は借金返済を少しでも早く終わらせるためには、借入先を減らすということに注目した方がいいのです。
返済の優先順序
複数の借入先の返済優先順序の付け方は、以下のような方法で決めることができます。
- 金利が高いところ
- 借入額が大きいところ
- 早く契約を打ち切りたいところ
1番の理由は、金利が高ければそれだけ大きな利息が発生してしまうからです。 そのような借入先はできるだけ集中的に返していった方がいいのです。 2番の理由は借入額が大きければ大きいほど利息もかさむからです。 ただし、借入先の数をとにかく減らしたいという場合には、借入額が少ないところから順に返していった方がいいでしょう。
本来であれば金利の高いところを真っ先に返した方がいいのですが、優先順序の決め方はあくまでも参考で、3番のように早く契約を打ち切りたいところから返していってもいいわけです。 例えばスタッフの対応が悪く、縁を切りたいという場合もありますよね。 そのような強い思いがあるなら、高金利のところから先に返していくのもいいでしょう。
優先順序ごとに返済額を設定
まず、全体の支出から毎月いくら借金返済に回せるかを算出します。 最も優先して早く返したいところには金額を多く設定し、そうでないところは最低額を設定しておきましょう。
例えば月5万円を借金返済に回せる場合、以下のような振り分け方もできます。
例)
A社:高金利で50万程度借入額がある
B社:金利は普通で10万ぐらいの借入額がある
A社には45,000円、B社には5,000円ずつ毎月支払っていくことにする
月々の返済可能額が50,000円で借入先が2社であれば均等に25,000円ずつ返済するのではなく、優先的に返したいところの金額を可能な限り増やすのです。
複数借入は危険の入り口
優先順序を決めてターゲットを絞り集中的に返済する方法は、早く借入先を減らす方法にも繋がります。 複数借入先があると追加融資をしてしまい、一気に借金が膨れ上がってしまう恐れがあります。
例えば30万円の借入が残っているところと10万円の借入が残っているところでは、合計すると40万円の債務ということになります。 しかし、もしそれぞれ利用可能額が100万円だったとしたら、利用可能額までなんらかの理由でお金を借りることにより、一晩で借金が200万円にまで膨れ上がってしまう可能性があるわけです。 そのことをしっかりと胸に刻み、追加融資をすることなく借金を確実に返していきましょう。