借金返済の目的設定と返済宣言がすんだら、今度は具体的な返済方法について考えていきましょう。
借金を少しでも返すためには返済額を増やしていかないといけませんが、それにはまず家計の見直しが必要になります。
まずは支出と収入を把握する
大切なのは、いくら収入があっていくら支出があるかを考えることです。
当り前のことではありますが、なかなか借金を減らせない人はこのことができていない人が多いのです。 まずは1ヶ月の収支を書きだし、いったいいくら返済に回せるのかを考えてみましょう。
ムダなものがないかを見抜く
ただ収支を書きだしただけでは、早く返済することには繋がりません。 少しでも早く返していくには、支出にムダなものがないかを見抜かなくてはいけません。 それにはまず、支出を毎月決まって出るものと数ヶ月に一度出るものに分けます。
毎月支払わなくてはいけない支出には、家賃や光熱費、通信料金、食費などが挙げられます。 そしてその中からさらに節約可能な費用をリストアップします。 節約しやすい項目は、主に以下の通りです。
- 通信費
- 光熱費
- 食費
- 被服費や交際費など
これらは毎月金額が変動する費用なので、できるだけ費用を下げることができないかを考えてみましょう。 光熱費は電気の消し忘れに注意し、食費であれば外食や店屋物に多くお金を使い過ぎていないかをチェックし、無駄遣いが発見できればできるだけ自宅で食べるようにしたり、弁当を持参したりします。
通信費は携帯電話のプランを見直して、ムダなオプションが付いていたら外してみましょう。 流行を追い過ぎず着回しの効くものを購入するようにすれば、被服費の節約に繋がります。
問題は交際費ですが、節約し過ぎは対人関係を悪くしてしまう結果にも繋がります。 飲み会は数回に1回は断るようにする、2次会には参加しないなどの努力を重ねれば、それほど人間関係に亀裂を作らず交際費を抑えることができます。
大幅な支出削減をするには
食費を5千円、光熱費を千円というようにあらゆる項目から少しずつ節約できれば、返済にも多く回すことができます。 しかし、もっと大幅に支出を減らすことも可能です。
例えば住居のランクを下げて家賃の安いところへ引越すことです。 引越し時に費用が掛かってしまいますが、家賃の金額があまりにも大きい場合は思い切って移転した方がいいこともあります。
他にも維持費のかかる自動車やバイクを手放すなどすれば、大幅な支出削減ができます。 今の状態のまま過ごした場合と引越しや物を処分した場合ではどのように支出の額が変わるのか、1年間のシミュレーションをしてみるとよいでしょう。