過払い金があれば、借金返済が捗ります
借金返済に行き詰まりを感じているのなら、『過払い金請求』という選択肢を選ぶことも視野に入れてみて下さい。
過払い金請求とは、貸金業者に対して支払いし過ぎたお金を返還するよう求める請求のことです。 貸金業者には、利息制限法という法律が課せられています。 しかし、中には出資法に基づき上限金利29.2%の範囲で貸し付けているところも多く、利息制限法に引っかかるくらい利息が高いのです。
ちなみに、借金返済を全て終了させた人のほとんどに過払い金が発生しているのが現状のようです。 7年以上取引(返済)を継続している人は過払い金が発生している可能性が濃厚だと言われています(5年以上返済を継続している人も過払い金が発生していることがあります)。
おまとめローン・債務整理・自己破産など、借金を軽くする・なくすための手段はたくさんありますが、過払い金請求は借金返済手段の中でも、まず最初に着手してほしいものです。 法律に基づいて自分自身が払ったお金が戻ってくるのなら、請求するに越したことはありません。
ただし、人によっては過払いが発生していないこともありますから事前に過払い金計算ツールなどで確認してみると良いでしょう。
法律のプロに手続きを任せよう
また、借りている貸金業者によっては、過払い金請求のやり取りが非常に困難なこともあります。
資金繰りが厳しかったり闇金と呼ばれる業者は、過払い金請求をしたとしても拒否してきます。 そうなると、裁判を起こすしかなくなります。 弁護士を雇わず戦うこともできますが、そこまでの事態に発展したら、弁護士などの法律のプロに依頼するのが得策です。
ちなみに、弁護士や司法書士に過払い金請求を依頼すれば、『受任通知書』という書類を債権者(お金を借りている金融業者)に対して発送してくれます。 受任通知書が相手側に届くと、債権者はこちらに対して借金返済請求をすることができなくなります(弁護士・司法書士は窓口となりますよ、という通知書であるため)。
取り立てが来なくなるのは有り難いですよね。 しかも、そのあとのやり取りも全て弁護士・司法書士がやってくれるため、過払い金を取り戻すために使う労力は最小限で大丈夫です。
自分で請求する場合は、書類作成や裁判なども自分でやらなくてはならなくなるのでとても大変になります。 弁護士・司法書士事務所では過払い金請求についての無料相談をやってくれるところもありますから、いくつかの事務所を回って、できるだけ安く確実に過払い金を取り戻してくれるプロを探してみましょう。