借金返済が終わった後でも過払い金請求はできます
「借金を完済してから何年も経っている」 「結構前のことだから、過払い金請求は難しいよね」
なんて、借金完済しているから過払い金請求はできないとはなから思っている人こそ、過払い金請求をして下さい。
過払い金請求は、現在返済に四苦八苦している人だけのものではありません。 過去、借金に苦しんだ人にも請求する権利があります。
いつ完済したか・どのくらいの期間取引していたか（返済していたか）によって、過払い金の額は違ってきます。 しかし、多かれ少なかれ、払いすぎていたお金を取り返さないなんてナンセンスです！
ちなみに、借金返済途中の人が過払い金請求をする場合、もしも過払いが発生していなかった場合、信用情報機関に『債務整理』というコードが載ってしまいます。 過払いでなければ利息を改めて計算し直すだけなので、これは仕方がないことですよね。
ですが、完済している人は違います。 全て借金の返済は終わっているのですから、過払いがなかったとしても信用情報機関に『債務整理』なんてコードが載ることはありません。
ちなみに、貸金業者は金利に関する法律のうち、『出資法』に則って貸付をおこなっています。 これは２９．９％までであれば利息をつけても良いとされている法律です。 しかし、金利に関する法律には『利息制限法』というものが存在します。
こちらに定められているのは『１０万円未満：年２０％、１０万円以上１００万円未満：年１８％、１００万円以上：年１５％』という金利。 ですから、もしも完済した時に貸金業者が２９．９％で貸し付けていた場合、借入額の大小に関わらず、『利息制限法』に基づく金利計算をしてみると明らかに過払いが発生するのです。
利息の請求も忘れずに
しかも、過払い金請求では、過払い金だけでなく過払い金が発生した日より過払い金が返還される日までの利息を請求することもできます。 だから、完済から時間が経過していればいるほど、この利息は莫大になります。 完済した人こそ、過払い金請求をした方が良いのは、こういった理由もあるからです。