保険の営業はお金が掛かる
生命保険の営業をしていた頃です。
個人事業主に当たります。 その分、仕事で使うスーツや交通費の経費は申告すれば戻ってはきますが、営業職ですので、お客様への粗品や、自分の身だしなみにだいぶん経費がかかります。
今月の成績があがれば、給料もいくらか増えると見込んで、なかなか契約をとれないストレスから買い物をする回数が増えていきました。 始めの頃は、カードで買い物をして翌月完済できていたのに、次第にカード残高がかさみ、リボ払いに切り替えていくうちに膨大な額になりました。
一社返すために、もう一社から借り入れをし、それでも現金も手元に必要なので、もう一社からも借り入れをして、返済に追われて、取り立ての催促の電話も来るようになり、いよいよ首が回らなくなりました。 親を頼りたくても、ここまで悲惨な状況にあるとは到底言い出せず、親も余裕があるわけではなかったので、結局、見栄を張らなくてはいれない営業職は辞めることにしました。
転職後に借金を完済
後に派遣社員として得た給料のほとんどを返済にあてて返しきることはできましたが薄給でしたので、14万円程度稼いでも、半分は借金返済にあてて約3年くらいかかりました。 正直、総額いくらの借り入れだったのかも把握できていませんでした。
ただそのまま営業をしてたのでは、経費はいつまでもかかるので完済できてなかったと思います。 後に、超過債務の払い戻し制度がメジャーになり、是非返金あればと調べましたが、キャッシングによる借り入れがそれに当てはまり、ショッピングの借り入れにはあたらないと知り諦めました。
借金地獄は一度沼にはまると、そう簡単には抜け出せません。 そして、浪費する性分はそう簡単には治りません。