姉がお金を借りてしまった
私の6歳年上の姉は若い頃から統合失調症を発症しており、長い間通院中です。
まともな話をするかと思えば妄想話に終始する、といった感じで一日の中でもオンオフが切り替わっています。 そんな姉が携帯のスパムメール「あなたに7000万円差し上げます」というのと、ポイントを買わせる悪質出会いサイトに引っかかりました。
姉は働いておりませんので年老いた母から小遣いを貰っていましたが、その使い方が激しいのとカード会社からの請求書が頻繁に届くのに気づいて、クレジットカードによる借金が発覚したのです。
市の消費生活センターに相談に行きましたが、姉は出会いサイトのサクラの話を信じており正直に話そうとはしません。 きちんと話をしてくれない以上、姉が今まで払ったお金を取り戻す事も、現在未払い中のクレジットカードの借り入れを中止する事も出来無いとの話になりました。
私達家族はこれ以上の支払いを免れようと、仕方無く姉の自己破産の道を選ぶ事にしました。 姉の自己破産の総額は150万円でしたので返そうと思えば家族で返せる金額でしたが、ブラックリスト入りしてくれた方が姉の今後のためだと判断しましたので、自己破産を選んだのです。自己破産の手続き自体はは案外すんなりいったので助かりました。
借金返済せずに自己破産を選んだのは正解
このケースの様に、家族の誰かが多額の借金をしてしまった場合、家族がその借金の借入契約時に保証人になっていなければ、例え同居をしている家族であっても代わりに借金を支払う必要はありません。
自己破産をするとその後、約7〜8年程度はキャッシング会社から借り入れができなくなりますが、それ以外の不便はほとんどないので、姉が自己破産をしたのは正解だったと思います。